ひきこもり・摂食障害(過食症/拒食症)・リストカット・うつ病カウンセリングひだまり

拒食症・過食症のカウンセリング

カウンセリングルームひだまりは,「拒食・過食」から明るく楽しく楽に生きるお手伝いをします。
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拒食症・過食症のカウンセリング拒食症・過食症のカウンセリング

T.拒食症・過食症の概要

  1.拒食症・過食症・過食嘔吐症の症状による分類
    @ 拒食症のみのクライアント
A 拒食症から過食症になり過食症のみを継続しているクライアント
B 拒食症から過食症になり、太ることを許せず過食嘔吐を継続しているクライアント
C 過食症のみで異常に肥満となっているクライアント
D 過食症から過食嘔吐を繰り返しているクライアント
  2.過食嘔吐を繰り返すクライアントの2次的障害
    拒食症・過食症カウンセリング@ うつ
A 自殺願望
B リストカット 非常に多い
C 食費に困り万引きが常習となる
D 食費に困り消費者金融から借金する
  3.拒食症のクライアントの2次的障害
    @ うつ
A 自殺願望
B リストカット
C 異常な身体運動
D 金銭に異常にこだわる
拒食症・過食症カウンセリング

U.拒食症・過食症の発症要因

  1.器質的原因
    @ 脳の誤った発火の原因となる生物科学的アンバランスに関連していることが科学的に明らかにされている。車のギアチェンジにあたる脳の部分が適切に働いていないらしい。それで脳の「ギアが硬直」している。食事に対してのいやな考えや、衝動、行動は言うことを聞いてくれない脳にあると自覚することが重要です。
脳の尾状核の酸素使用量が増加し、熱を持ってしまうと自分で意識して食べるのをやめようとしても止めることができなくなってしまいます(ジェフリー・M・シュウオ―ツ著 吉田利子訳 不安でたまらない人へ やっかいで病的な癖を治す 草思社)
    A. 拒食症・過食症カウンセリングセロトニン神経の働きが衰えている
セロトニン神経が弱ると、脳の前頭前野の機能を調整する働きが落ちてしまいますから、食べたいという衝動的な行動への歯止めがきかなくなると考えられます(有田秀穂著 セロトニン欠乏脳 NHK出版)
  2.心理的要因
    @. 拒食症、過食症などは、身体を張っての、かなり厳しい自己表現です。心が叫んでいるとも言えます。やはり、生きてゆくのに、食べることは大切ですから、そこで、目に余る行動があれば、家族はびっくりして注目せざるをえません。食べなくなることは、強烈な自己アピールです。
  拒食症の場合、
    母親との葛藤が多く、女性になるのが怖くて、女性らしいふくよかな身体になるのを拒否しているのです
  過食症の場合
    食べることが孤独感を癒すことになって、その過剰要求が症状として現れているように思います(越智啓子著 人生の癒し 徳間書店)
    A 家族の中の孤独の観点から
     
a 拒食症・過食症カウンセリング親子関係に即して考えると、心の中に信頼する大切な人が居ないという状態です。心の内部が空洞状態になっています。大切な人は、子どもにとって、母親であることが望ましいです。「子どもは母親と一緒にいるとき、一人になれます。自立的になれます。自立的とは、母親が子供の内部に位置を移しただけ、母親が子供の内部に絶対の信頼の対象として入り込んだことであります。
われわれは誰も人から受け止められたいと希求しています。しかし発達過程における受け止め手としての存在の欠如の結果、絶対的に信頼する大切な人が、育っていなかったとき、拒食症、過食症の症状を表わします。
子どもにとっての特定の誰かとは、他の誰とも交換することができない特別な存在としての誰か。子どもが「一人になれる」ために一緒にいてくれる母親に相当する誰かのことです。子どもたちの思春期までの課題は、この絶対的な信頼の対象である誰かを、特定の大人との持続的な関係を介して自分の内部に作ることです。自分の内部に母親に相当する誰かが居ない状態が孤独です。
b このような「誰か」を巡って、重要なことは、この誰かが、他者との関係づくりの原型であるということです。心の中にこのような具体的で特別な「誰か」を持つことが、将来、他者との間に良き関係を作り上げるための核になります。もし、このような「誰か」を内部に持つことができないと、「孤独」を自らの力で解消することに困難を抱えてしまうことになります。
c 拒食症・過食症カウンセリングこの「誰か」という受け止め手を求めるが得られないという拒絶されたという経験は、怒りとあきらめを産み出します。怒りは攻撃性を孕み、あきらめは受け止め手を依存対象にスライドさせてゆきます。
ケイタイ依存、アルコール依存、ギャンブル依存、薬物依存、買い物依存、ネットゲーム依存、異性依存、セックス依存のような依存症
依存と信頼依存できる環境は子どもの存在に安心と安定を作り出します。自足の経験が基底となりますが、この基底があやふやでもろいと、子どもは寄る辺なさ=「孤独」を抱えて生きることになります。家族が作らなければならないのは、子どもの存在のしっかりした基底です。基底が作られれば、子どもは一人で自らを(自らへの信頼)を育てることができます。子どもは一人ではないからです。子どもの内部にいる基底を作ってくれた人と一緒だからです。
d 拒食症の女性と過食症の女性の例をあげておきます
ある拒食経験者の孤独(私で在る――人間として生きてゆく)
16歳から数年にわたって拒食状態であった一人の女性の手記(自己分析)
 
@ 食べる量の規制
食べ過ぎてしまった後の数日間は、普段以上に食を抑え、半日でもあまり動かない日があれば、後の数日いつもの倍近く動くことでプラスマイナスゼロにしようとする
A 時間に対する強迫観念
夕食の時間(食べ始め・食べ終わり)は厳密に決められていた。1分でもずれたり、オーバーするとパニックになった
B 夜9時以降は絶対に固形物を口に含まないといった決まり
食べてしまうとパニックになる。パニックが収まった後も、なお食べてしまった事実や強迫行動から外れたことに対する後悔と拒絶感はずっと尾を引き、それに頭がとらわれ、何も手につかず、無気力状態に陥ってしまった。自己否定感に苛まれるばかりであった。
C 人前で食べられない
食べている姿を誰かに見られ、私の食の異常さがバレルのではないか。変な目で見られるのではないか、果てには、自分を否定されるのではないかと怖くて仕方がなかった。
(見られることを恐れる理由)
食に問題を持っている自分は、どこか周りから劣っている存在で、食への強いこだわりというのは恥ずかしいものだと思っていた
D 食の規制の内在化  つまり自己コントロールへ
最初は意識的にやや少なめくらいだったものが、最後はパンひとつでも食べ過ぎと思ってしまうようになった。体重は減り続け、最終的には2度ほど入院を迫られるまでになった。生命線のギリギリの低空飛行状態だった
E 拒食症・過食症カウンセリング食の規制に付随してのさまざまな強迫感
休めない。のんびりすることができない。どんなに悪天候でも1日1回は必ず外に出なければ気が済まない。家にいる時ですら、じっと座っているのが落ち着かず、何か用を見つけては動き回っていた。
自分が自分として自足することの不安=(ある)の欠如〜食べることへの罪悪感
存在することへの罪悪感
母が見てくれていないと食事ができなかった
母がそばにいないと食べられなかったのは、食べているところを見てもらい「大丈夫 外れていない」と言ってもらわないと不安で仕方がなかったからだ。
この場合の母とは誰か。
母はチェックする存在。母は正しさ=規範という外在性としてしか存在 していない。受け止め手としての母親ではない。甘えることも、依存することもできない。このときの母は(いるのにいない)存在であった。このような母子関係の状態は、母親はいるのに「受け止め手」としての母はいないという意味である。
この内部の空洞状態を「家族の中の孤独」と呼ぶー彼女の拒食症の核心部分は家族の中の孤独であった
F ロボット
日常のパターン化、時間の規制、自己カリキュラム、強迫行動として現れる過剰な食のコントロールや強迫行動において、頭で考える部分が強く、休めない感じや時間への規制はすべて頭がそのように仕向けた。これらが体感や欲求を虐げてしまった。「ロボット時代の私は全くの独りであった」
G 自分について
1 拒食症・過食症カウンセリング私は自分のことを自分のこととして捉えていなかった。まるで他人事のようで、日々生活している自分をどこかで別の自分が俯瞰して眺めているような感覚でいた。そこに己の人生という感じはあまりなく、第三者の人生といった感覚に近かった。――自分が自分であるという同一性が感じられない。充実した自分が居ない。空洞の自分が居る
2 自分と外の世界が完全に切り離されていて、他の人とは生きている世界が違うため決して交わることはないと思っていた。疎外されていた(孤独の一つの形)
3 拒食を強制されたことはない。ひたすら自分ひとりで首を絞め続け、それでもやめることができなかった。「独り」だったから。自分の存在が不確かで、今にも消えそうだった私にはすがるものが必要だった。それが「拒食」や「清らかな自己」という偶像。――正しさという規範の自己人格化
4 私は昔から満たされているとなぜか不安になることが多い。楽しいと感じたりすると怖くなり、何かいけないのではないかと漠然と思ってしまう欠如が常態であって、充足は非日常。具体的な欠如を作ることによって、日常を安心・安定化する―――満腹を肯定された経験が乏しい。満腹の自足状態・安心・安定を知らない。楽しいことに罪悪感を覚える。
5 拒食という自傷行為によって安心感を得ていた。そこまでしないと存在してよいと自分で思えなかったのかもしれない。―――自分の受け止め手を、自傷行為をする自己に求める。――受け止められ体験の欠如。「孤独」がもたらす負のスパイラル
6 体の衰弱と反比例するように私は安心感を得ていった。唯一の存在肯定。安心感は何も信じられない宇宙空間を漂っている時の命綱だった。
7 他の人々にはない、尋常の域を超えた何かがないと己の存在が消えてしまう。その何かが異常な食のコントロールであり、結果招かれた拒食という状態であった。
8 食は手段に変わった。「清らかな自己」でいるための手段としての拒食
9 食べることは、はしたない。ダメなこと。恥ずかしいことであるといった罪悪感。食べてしまう人は自制心がなっていない。食べない人は自制心がある
過食嘔吐の女性の場合―過食嘔吐の始まりから終わりまで
@ 拒食症・過食症カウンセリング小さいときから「何をやっても一番」だった。クラスでは学級委員長、クラブでは部長、高校時代は新体操でインターハイや国体にも出場した
A クラブを引退し、受験勉強に入ると体重が一気に60キロまで増えた。大学の入学試験も失敗した。太った上に大学まで落ちた自分が許せないと、イライラが募り、過食に走った。食べている間は、頭が真っ白になった。太るのが嫌だったので、食べた後、吐いた。
B 再度受験してN大に入学した。ミスN大に選ばれた。周りに愛想良くする自分を演じる。過食は止まらず、太った。ミスN大のプライドからダイエットをした
C オモテ自分=「愛想のいい自分」と「実際の自分」「隠したい自分」とのギャップに耐えられなくなって、ロンドンに行って(21歳)アフロヘアーやアクセサリーをちゃらちゃらさせ、ギンギンの化粧をしてディスコ通いをしていた
D ある秋の日、空を見ながら「ずいぶんムチャをしてきたなあ」と感じた。
「ありのままの自分でどうしていけないんだろう」と思った。しかし、「どんなにやめようとがんばっても過食はやめられなかった。ならば、反対にちゃんと過食をやってやろうと」と思った。初めて現実の自分と向き合い、受け入れた瞬間だった。すると不思議なことに過食がそれほど苦にならなくなり、そのうち体重も気にならなくなっていた。
E 両親が娘の様子を見にロンドンへやってきた。いつものディスコ通いの服装で待ち合わせ場所のホテルのロビーに行った。父親は娘の変貌に「おお、Nか」ずいぶんと変わったなあ」とニコニコして言った。「こんな格好の私でも受け入れてくれている」とすごく安心した。2,3日両親と過ごすうち、両親が完全に自分を受け入れてくれていることを感じた。2,3カ月後に両親の後を追うように帰国した
F 過食症は続いていたが、1月の誕生日に大きなショートケーキをもらい、そのたった一切れが私を満足させた。治ったと実感した。
e 家族の中の孤独と拒食症、過食症との関係の要約
家族の中の孤独は「食べることを巡る問題」である
孤独ということ=受け止められたいという渇望と受け止めててくれる人がいないと いう絶望が拒食症、過食症に走らせてしまう
拒食症・過食症カウンセリング拒食症の場合
受け止められたい渇望がありながら、受け止めてもらえなくて絶望して拒食を続けてしまう
「多くの患者たちは、そろいもそろって、親や恋人といった大切な人に深く絶望させられるような出来事を経験していました。−「拒食症の場合、患者たちが「食べないのは」、絶望のすえに、親なり恋人なりとのつながりを(交流性や一体感)を絶つ」と決めた覚悟が姿を変えたものだった」(大平 健「食の精神病理」光文社新書)
過食症の場合
受けいれられ体験の不確かさがもたらす「孤独」ではないだろうか。すなわち強く求めているのに得られない(のではないか)という孤独ではないだろうか

V.拒食症、過食症のカウンセリング

  1.認知行動療法
    薬物療法なしに認知行動療法だけで脳の尾状核が熱を持たないようにしたケースがあ ります
  2.家族療法、家族カウンセリング
    受けとめ手を探している当事者のご両親が拒食症、過食症をよく理解して、当事者の孤独を解消してあげるためのご両親のためのカウンセリングです
  3.インナーチャイルドの癒し
    当事者ご本人へのカウンセリングです。自己否定感が強い当事者を自己尊重、自画自賛等ができるようになるカウンセリングです
  4.セロトニン神経を元気にする方法
    各種のリズム運動をお教えします
 
以上のカウンセリングで元気になられている方々がおられます
 是非カウンセリングに越しください

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